咳、痰、発熱、息苦しさなどがある場合は肺炎、急性気管支炎、肺結核などがあります。胸部レントゲン、血液検査、喀痰検査などで診断がつきます。
重症である時は病院に紹介します。
熱がないのに、咳、痰、呼吸困難が続く場合は、慢性気管支炎、慢性肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患、気管支拡張症、間質性肺炎などが疑われます。胸部レントゲン、胸部CT、呼吸機能検査などをします。痰が切れる薬、気管を広げる薬、吸入薬などを使用します。 重症の場合は在宅酸素療法をします。
花粉症、アレルギー性鼻炎の体質がある人が、熱がないのに、咳、痰、息切れ、ゼー ゼーなどが続く場合、気管支喘息を疑います。良い治療薬があり、根気よく治療すると良い状態を維持できます。百日咳、マイコプラズマ肺炎などが鑑別にあがります。
肺がんは初期には自覚症状がない事が多く、定期的検診で胸部レントゲン撮影を受けられることをおすすめします。

睡眠時にいびきとともに呼吸が頻回止まる病気です。睡眠時に10秒以上の呼吸停止が1時間あたり5回以上、もしくは一晩で30回以上の時、睡眠時無呼吸症候群となります。良質な睡眠がとれず、日中の眠気などにより生活の質が低下します。酸素飽和度の低い血液になるため、脳や心臓に影響します。当院では簡易型睡眠時無呼吸検査をしています。診断がついた場合は、治療としてCPAPという装置つけていただきます。